☆セントライト記念
　1着　ダイワワイルドボア　北村宏
　2着　マイネルチャールズ　松岡
　3着　ノットアローン　蛯名

ダイワワイルドボア快勝。中団から差し切った内容は強いものでしたが、有力どころに不利もありましたし馬場も良くありませんでした。額面どおりには評価しづらいですがどうでしょうか。
マイネルチャールズは敗れはしたもののこの馬らしいしぶとさがありました。本番は適性がどうかという気はしますがチャンスはあるでしょう。
ノットアローンは逃げませんでしたがそれがかえって良い方向に向いた感じ。

レース自体はリノーンリーズンが心不全を起こし競走中止、そのあおりを受けた馬が多数という波乱の展開でした。それゆえ4着のダイバーシティには同情の余地があります。
クリスタルウイングは不利も何もなくて14着。期待しただけに残念でなりませんがこれが実力なんでしょうね。

☆ローズS
　1着　マイネレーツェル　川田
　2着　ムードインディゴ　福永
◎3着　レジネッタ　小牧太

マイネレーツェル快勝。先に抜け出したレジネッタの外から襲い掛かり差し切り勝ち。ハマればこれくらいの末脚は繰り出せる馬ですが、勝負根性もありますね。
ムードインディゴは惜しいハナ差負け。末脚は非凡ですがオークスもクイーンSも完敗でしたし本番はどうでしょうか。
レジネッタは敗れはしましたが本番に向けて順調だという印象を受けました。本番もおそらく◎で行きます。

トールポピーは勝負どころで前が詰まった感じ。一度叩いて上積みもありますし決して侮れないでしょう。
ダイワスピリットは道中2番手から直線失速。ただ経験が浅くこの結果は仕方ないでしょう。それよりそのダイワよりも下の15着に敗れたブラックエンブレムにはガッカリです。春に重い印を打っていた馬なのに…。

☆セントライト記念
◎クリスタルウイング
○キングスエンブレム
▲タケミカヅチ
△キングオブカルト
△フサイチアソート

本命はクリスタルウイング。ダービーでは6着に好走、先の活躍を予感させた。ここの結果次第では菊花賞も見えてくる。
キングスエンブレムは久々になるが、春にはかなり期待していた素質馬。なんとか権利を取ってほしい。
重賞でも好走を続けていたタケミカヅチは力量確か。ダービー惨敗で人気ガタ落ちのここは狙い目。
他ローカルで力をつけてきたキングオブカルト、東京スポーツ杯2歳Sで強豪を抑えて勝った能力侮れないフサイチアソートまで。

マイネルチャールズは弥生賞までは良かったがそこから伸び悩み。6着に敗れた札幌記念を見ても上がり目は望めそうにない。消し。

☆ローズS
◎レジネッタ
○ブラックエンブレム
▲ダイワスピリット
△オディール

渾身のレジネッタ◎。桜花賞を人気薄で勝利したが、その後オークス・クイーンSと好走しフロックでなかったことを証明。ここの1番人気は納得だが、ともかく無事に秋華賞に駒を進めてほしい。
ブラックエンブレムは桜花賞で心底ガッカリさせられたが、オークスでは見せ場を作っての4着。力量どおりに走ればここでも十分勝ち負けになる。
ロンドンブリッジの仔ダイワスピリットは個人的に応援したい一頭。いきなりの重賞では荷が重いかもしれないが、単騎ですんなり行ければ…。
他オークス好走もやはりマイラー色強いオディールまで。

トールポピーはオークス馬。しかしオークス馬が苦戦傾向のこのレースではとりあえず消し。逆に言えばここで来るようなら秋華賞もかなり期待できるか。

☆エルムS
1着　フェラーリピサ　岩田康
2着　トーセンブライト　藤岡佑
3着　エアアドニス　松田

このレースは予想せず。
フェラーリピサ快勝。好位からスッと抜け出してきた内容は強く、評価できますね。
他先行馬が上位を占めた印象。

1番人気メイショウトウコンは後方からこの馬なりに伸びてはきましたが、この展開では…。
良い位置にいながら伸びなかったドラゴンファイヤーは力不足。コンゴウリキシオーはダート向きじゃないですね。

☆京成杯AH
○1着　キストゥヘヴン　藤田
　2着　レッツゴーキリシマ　北村宏
　3着　ステキシンスケクン　後藤

キストゥヘヴン久々の勝利。ハイペースに乗じた感もありますが、このメンバーならさすがに格上だったということでしょう。
特筆すべきはハイペースの中2着に粘り込んだレッツゴーキリシマ。この馬は私が思っていたよりもずっと強い馬だったと認識しました。今後も要注目でしょう。
ステキシンスケクンは出遅れが吉と出た形。しかしあんな豪脚使えるんですね…。

1番人気リザーブカードは弾けませんでしたね。実力的にはこんなものだと思いますが。
期待のサトノプログレスは良いところなく12着惨敗…。
ゴスホークケンとダンツキッスイは魔のハイペースを演出した挙句仲良く撃沈。このままでは今後復活は望めそうにないですね。

☆セントウルS
△1着　カノヤザクラ　小牧太
　2着　シンボリグラン　福永
△3着　スプリングソング　武幸

カノヤザクラ完勝。夏の充実振りそのままに、中団から力強く抜け出してきましたね。スピードは相当なものを持っており、スプリンターズSでも期待できるのではないでしょうか。
シンボリグランはしぶといですね。地味で毎回あまり人気にならないのですが、それでいてしれーっと馬券に絡んでくるので侮れません。
逃げて3着に残ったスプリングソングは期待の高い逸材。今後どれだけ伸びてくるか、かなり注目だと思います。

1番人気スズカフェニックスは後方からそれなりの脚を使っていますが8着まで。後ろからしか行けないのではやはりこうなることもありますね。
それ以上にファイングレインの9着敗退は残念でした。ほとんど見せ場も無く、59キロを背負っているとはいえ春のチャンピオンがこれでは…。

☆朝日チャレンジカップ
○1着　ドリームジャーニー　池添
▲2着　トーホウアラン　岩田康
△3着　キャプテンベガ　福永

ドリームジャーニー重賞連勝。前走ほど弾けなかったなという感じですが、どちらかと言うと前有利の展開でねじ伏せたのですから力は評価していいでしょう。
トーホウアランは展開の理もありましたが徐々に復調気配が見えてきましたね。
キャプテンベガは重賞ではあとワンパンチ足りないかなという感じ。

アドマイヤメインは逃げることもできず。そろそろ限界では…。

☆朝日チャレンジカップ
◎アドマイヤメイン
○ドリームジャーニー
▲トーホウアラン
△キャプテンベガ

本命はアドマイヤメイン。近走不振だが実績は十分、単騎逃げ見込めるここで劇的な復活もありうる。斤量56も魅力。
ドリームジャーニーは小倉記念で格の違いを見せ付けた。展開次第な面はあるがこのメンバーなら凡走はできない。
トーホウアランは復帰後の成績があまり良くないが実力はここでも引けを取らない。逆転候補。
ようやく軌道に乗ってきた素質馬キャプテンベガだが七夕賞の内容いまひとつ。連下級か。

☆京成杯AH
◎サトノプログレス
○キストゥヘヴン
▲ダンツキッスイ
△マイケルバローズ
△ヤマニンエマイユ

3歳サトノプログレスに期待。NZTを勝ったこの舞台なら勝負になる。
キストゥヘヴンは今年に入って重賞でも安定して走っている。安田記念もそこそこ走っているしまだ衰えはない。
快調に逃げられれば三浦皇成騎乗のダンツキッスイの逆転も。展開面は微妙だが。
マイラーとしては侮れない力あるマイケルバローズは鞍上内田博で一発怖い。

リザーブカードは正直1番人気にピンと来ない。そこまで強い馬かなというのが正直なところ。

☆セントウルS
◎スズカフェニックス
○ファイングレイン
△カノヤザクラ
△スプリングソング
注クールシャローン

スズカフェニックスとファイングレインの一騎討ち。斤量の差でスズカを上位に取ったが、ファイングレインも力は互角かそれ以上。好勝負を期待したい。
他は連下級。昨年の2着馬カノヤザクラはアイビスサマーDを制したスピードで上位に食い込むか。NHKマイルCで期待したスプリングソングはここの走り次第では今後の活躍が見込める大器。

マルカフェニックスは前走2着で復調気配だが斤量大幅増で危険な人気馬か。

☆新潟2歳S
△1着　セイウンワンダー　岩田康
　2着　ツクバホクトオー　田中勝
▲3着　バンガロール　石橋脩

セイウンワンダー快勝。道中は最後方を追走、直線大外から一気に差し切った末脚は強烈でした。
2着に人気薄ツクバホクトオーが突っ込み波乱。前目の位置から粘り込んだバンガロールは今後も期待したいです。

ゴールドスパークルは後方のまま全く伸びませんでしたね…。

☆小倉2歳S
◎1着　デグラーティア　浜中
　2着　コウエイハート　川田
　3着　ツルマルジャパン　武豊

デグラーティア快勝。好スタートからやや抑えて行位追走、直線で前を行くコウエイハート、ツルマルジャパンを差し切りました。浜中騎手は2年目ですが、この騎乗は非常に落ち着いた好騎乗でした。初重賞制覇おめでとうございます。
2着コウエイハートは川田騎手が追って追って2着に持ってきた印象。ツルマルジャパンはスピードに任せて逃げましたが3着まで。マンハッタンカフェというより母父Storm Catが強く出ている印象で、今後の活躍はどうでしょうか。